2011年10月25日火曜日

考えてきたプレゼンと評価,反省

国際学会での初発表.色々考えて臨んだ分,今の気持ちとしては「悔しい部分」が多い気がする.当然良かった点・悪かった点はそれぞれある.冷めないうちに,少し整理しておこう.


【良かった点】
1.最低限のコンテンツ

「Full storyではなく,10分程度のプレゼンはAdvertiseだ.」という気持ちで,内容はいつもと異なりひたすら削った.削るといっても学会発表なので,

「どこまで削っていいのか」

という難しい問題がつきまとう.シンプルにしすぎて問題設定が伝わらないのでは?そもそもの研究動機は理解してもらえるのか?信用してもらえるのか?いろんなことが頭をよぎる.しかし,全てを伝えるには12分は短すぎる.このことを信じてイントロは当初の半分,ディスカッションも半分程度に留めた.

「この選択はかなり怖かったが,必要不可欠だった.」

ということには修正して何度も練習して,本番を終えた今ならよく理解できる.他の人の発表を聞いていてわかった.それらを加えてしまっていては,オーディエンスに覚えて家に帰ってもらいたいポイントを覚えにくくしてしまう.その理由は3つある.まず,発表時間に余裕がなくなり,早口になり,全体が薄くなる.また,オーディエンスがひとつの発表を聞いて覚えて帰れることなど限られている.さらに,スライドを混雑させる原因となり,見難くなる.多くを知ってもらいたいがために失敗してしまうのだと思うが,「必要最低限」以上のものを含めることは避けるべきだろう.学会発表だと当然自分の結果を全部見て欲しくなる.頑張ったなら当然そうなる.でも,そこで取捨選択して公表する勇気を持たなくてはならない.
最近興味深い言葉を聞いた.

「論文は記録を残すために書く.学会発表は記憶に残すために行う.」

細かいことを言いたければ論文にして発表すればいい.学会は覚えて帰ってもらうためにある.学会はAdvertiseであるべきなのだ.覚えてもらえば,プレゼンの後で気になる人は聞きに来る.そこで議論すればひとりの「ファン」に詳細を理解してもらえ,こちらとしても有益な情報を得ることができる.今回の発表がそうであったように.


2.最低限のスライド

最も変えたのはここだ.「読むことはなるべく書かない.強調する場合は書く.」そう決めてスライドをかなり修正してきた.これまで(少なくとも春ごろ)のスライドは箇条書きを利用し,相手にとって「わかりやすい」ようにまとめていた.大事なところは聞き逃したくないだろうから,まとめて書いておこうという,オーディエンスのことを「考慮して」作っていた.この「わかりやすい」「考慮して」は間違いだった.逆にわかりにくいスライドを作り上げていたのだ.
その間違いは,箇条書きを駆使したプレゼンを多く見ることではっきりと理解できた.今日のいくらかのプレゼンを見たが,

「そんなに文字書いちゃ,どこ見ればいいかわからない」

というのが素直な感想だった.本か,掲示するため「だけ」に作られたポスターでも意識して作ったのだろうか.しかも,それを全部丁寧に読むのだ.時間を過ぎているのにもかかわらず.最近プレゼンを学び始めて発表を見る目が少し変になっているのもあるかもしれないが,箇条書きで三ページにわたる「Conclusions」を見かけたときには自分が正しいと確信できた.何を強調するかを決めているなら,それが目立つスライドでプレゼンを終えるべきだ.
そもそも,ひとつのスライドにはポイントひとつだけを持たせて作るのが良い.それを意識することで,自身のスライドは良くなったと思っている.

ポイントが思いつかないスライドは消す.
二つのポイントがあればふたつのスライドに分ける.

ふたつにスライドを分けるのは,結構躊躇した.でも,どうせ説明する内容ならば,スライドを増やすからといっても発表時間の負担にはならないだろう.さらに,必要ない文字は消す.読みたくないが必要な情報があれば,オーディエンスが読める分量まで書く.強調したいところは視覚的に印象に残りやすい図表を用いる.もしこれらの中で意識していない点があれば,すぐに意識したほうがいいと思う.オーディエンスを思いやるなら.


3.最大限のコネクション

会場とつながることは大切だ.つながって初めて,研究をより理解してもらえると思う.そのために気をつけた点は3つある.まず,発表の前にオーディエンスを惹きつけることだ.要するにつかみのギャグを言うのだ.雰囲気にあったものを選択するのは至難な技かもしれないが,成功すればオーディエンスは皆,プレゼンター本人を見る.これは非常に大事だ.プレゼン中にプレゼンターは何度見られるだろうか?多くの場合,スライドばかりに気を取られて,スライドの脇の真っ暗な空間に立って喋っている人には注目しないだろう.それに慣れてしまったのか,プレゼンターまでスライドに「話しかけている」.(当然本来あるべき姿ではないが,)そのような状況の中,

はじめと終わりはスライドが邪魔しないので,プレゼンターは見てもらえる可能性が高い.

そこで一言いうだけでいいのだ.「アンニョンハセヨー.チョヌン,ハヤシミチヤ イムニダー」と.これは状況に合っていたようで,挨拶の時点で多くの人が笑い,自己紹介した後には拍手が起きた.一部の人はこういう行為をしたくないと思うだろう.しかし,これで初めて会うオーディエンスとつながれると思えばチャレンジする価値はあるだろう.私は,暖かい空気に包まれ,プレゼンを開始できた.プレゼン開始以降のオーディエンスは時々,私自身の方を見てくれた.

次に,簡単なことだが,レーザーポインターをスライド側の手で持つことである.こうすることで自然と体はオーディエンスの方を向く.先にも触れたが,スライドに「話しかける」のはやめたほうがいい.オーディエンスに話しかけなければプレゼンの意味はない.これについては,練習した.今まで意識していなかったことなので,変えようと思い,毎日プロジェクターをセットしてレーザーポインターを持って発表した.本番は目の前に人がたくさんいるが,この練習のおかげでそれほど強張ることなく話せた.今まではスライドと話す練習をしていたのだから,本番になって人を見て焦るのも当然だったのかもしれない.

最後に,笑顔を忘れないことである.発表中は真剣に話すが,はじめと終わりは笑顔で過ごせた.プレゼンを終わるときに笑っていると,意外とあとで顔を覚えているから不思議である.


4.練習練習練習

とにかく練習した.毎日,録音しながら,本番と同じセッティングで.今回は国際学会だったので,英語への不安のせいもあって今までにないほど練習した.練習を進めていくと,次第にその練習の質が変わっていったことに気づいた.

初めのうちは,「原稿」をスラスラ読んで,ある程度発音も悪くはないだろうと自画自賛して終えていた.この練習の質の悪さには,ネイティブの先生の前に立って練習したときに明らかになった.焦ったら何もわからなくなる.感情がこもらない.最終的に時間以内にも終わらない.このままではダメだということは容易に分かった.指導を受けた後は,スライド等は訂正し,「キーワード」で練習するように心がけた.これは「伝えたい事は何か」を考えることにもつながるが,結果として感情をこめた,Emotionalな発表への一歩だと思った.これだけは言わなければならないと思うと,そのセンテンスには熱が入る.熱が入ると,読み方に緩急が必要だと考え始めて,いろいろ試してみたくなる.

この頃にはもう体が言いたいことを覚えている.

色々考えて練習していると,原稿を読むこと無く,スラスラと喋れるようになってしまう.さらに,多少本番で間違えても,融通が効くようになっている.国際学会だからと言い訳して原稿に頼るよりも,本気で練習して体で覚えたほうが得だ.


また,この練習した分だけ,本番を終えた今では反省点も多く上がっているように思う.これも良い点の一つと考えることにして,悪い点に進もう.


【悪かった点】
1.トラブルは付きもの

スライドの一部が消えるというトラブルにあった.悪いことに,「最も重要だ」と言い放って見せたTableの多くの部分が消えたのである.焦って何もできなかった.一言謝って,なんとか補うように強調して説明した.その場はそれで乗り越えたが,後から考えると,

一言「ユーモア」を付け足して次に進めばよかった

と思う.予定外のことが起きてパニックだが,その時に落ち着いて「文字はどこかへ逃げてしましましたが,大丈夫.私の言葉を注意深く聞いてください」とか一言付け足せば良かった.オーディエンスはトラブルが生じたことくらい気づくだろうし,心配してくれる人もいるかもしれない.「ユーモア」をひとつかませることで,オーディエンスの不安を取り除き,自分を落ち着かせることができたかもしれない.トラブルは付き物だから,せめて緩和できるようになりたい.


2.意外と短調

録音を聞いた.自分では抑揚を付けて喋っていたつもりだが,意外と短調だ.しかも,やや早口になっている.緊張したせいで,力が入って,弱くすべきところを弱くできていなかったのだと思う.また,鼓動が早くなるのに合わせて,体内時計も早く回っていたようだ.もともと緊張しやすいので,今後なにか対策を考えたいものである.練習だけでは防げないのかもしれない.ただ,

「場数」という言葉で済ませたくはない.

出来る限り早く克服していきたいものである.


3.質問理解力

勉強不足と言うのかもしれない.質問の意図を理解するのにやや時間がかかりすぎた.すぐ答えていればもう一人くらいから質問をいただけたかもしれない.鍛え方はよくわからないが,物事を落ち着いて,頭の中で早く整理するよう日頃から心がけよう.勉強も広くしておく必要があると再確認した.


他,細かいこともあるが,これ以上はここには記さない.多く書きすぎるのは良くない.



さて,韓国の国際学会を終えた今,いろんな反省点が上がってきた.次回も,今回のように考えたプレゼンになるよう努力する.自分は研究をして,伝える研究者になりたい.

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明日からはオーディエンスとしての参加.積極的になって,交流もしなければ!

2011年10月20日木曜日

印象に残すこと

知人の影響や学会発表のプレゼン準備などで,最近はプレゼンの仕方に興味を持っている.勉強するにあたって利用している(する予定である)モノと,意識するようになった点を以下にまとめておこう.

【ベンキョウ道具】
1.「シンプルプレゼンのテクニック90分」 (ガー・レイノルズ)

このムービーは何度か見たが,何度見ても勉強になる.


まずはプレゼンの組み立て方だ.これまでは,まず「パワポ」を開き,ざっくりな流れをスライドとして作り,それを詳細にまとめていた.ガーはこう言っている.

「Plan "analog"」


計画はアナログに立てるものなのだ.方法は付箋でもいいしノートでもいい.壁でもいい.とにかく,パソコンを閉じてペンで書きだすのが最もクリエイティブな流れを生み出す.実際にやってみると,思いつくままに絵を描いて言葉を書き,いいストーリーが出来てきた.パソコンで作ると思いがちだが,ぜひそんなことはやめてアナログに作ろう.


このムービーの真髄は「シンプルなプレゼン」作りだろう.そもそも「シンプル」というのは

「Simplicity」

であり,「Simplistic」ではない.つまり,自分の都合に合わせて簡単化するのではなく,相手の立場になって簡単にするのである.プレゼンの本位はオーディエンスにある.したがって,相手が容易に理解し共感できるプレゼンを目指す必要がある.そのためには相手を知らなければならない.相手が何を求めていて,何が気になって「夜も眠れない」状況に落ちいているかを考える.すると,自ずと強調すべき点が見えてくる.


また,プレゼンに「Emotion」が必要であることもよく伝わってきた.これは前から意識して発表しているつもりであるが,意外と難しい.後で録音を聴くとそこには感情は現れていないのがいつものことである.しかし,重要であることは改めて実感したので,今後こそ,ソコを目指して精進したい.笑顔も忘れないことが大切である.これはオーディエンスとのコネクションを作ることにもつながってくるだろう.


他にもたくさん学んだが,興味のある人は「何とかして」このムービーを手にして見て欲しい.絶対に変わる.


2.TED.com

このWEBサイトも非常に充実していて面白い.多くのプレゼンが日々更新されている.様々な分野に整理されており,モノによっては日本語字幕が付く(笑).20分程度で時間を選ばないし,内容も混乱するほど難しくはない.それでいて,多くのプレゼンがシンプルかつ感情的だ.

Paul Bloom: The origin of pleasure
http://www.ted.com/talks/paul_bloom_the_origins_of_pleasure.html

ジョークが非常に多いが,メッセージ性は強く,シンプルでわかりやすい.終わった後にもう一度見返した.

このような,そそられるプレゼンが無限大にある.見たことない人は必ずチェックすべきだと思う.


3.スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン人々を惹きつける18の法則

これは言わずもがなであろう.私がジョブズに興味を持ったのはここ1ヶ月以内だと思う.その矢先に彼が亡くなったのは,ショックだった.だが,これが残した遺産は多くあるので,これらからたくさん吸収する事はできる.彼が亡くなった日には彼のプレゼンを5つくらい連続で見た.これからもずっと勉強させて頂きます.


この本は正確にはまだ読んでいない.一部抜粋で「読んだ」.プレゼンの練習・準備に関することだが,これは大変参考になる.キーワードを残して練習し,キーワードのみでプレゼンできるようにする.また,ひとつのスライドにはひとつの図表がスライドにあるはずだから,それを強調する.その写真だけでもいい.

これからの愛読書になることは間違いない.




【意識の変化】
1.10分のプレゼンはadvertise.

これはネイティブの先生にプレゼンを見てもらったときに得た言葉である.私のプレゼンは時間をオーバーしてしまった.しかも早口の英語で.終わった後に,ひたすら「君の発表内容とスライドはBusyすぎる」と言われた.スライドには文字が多い.伝えたい事が多すぎる.そこで,先生はこう教えてくれた.

「10min advertise. 40min full story.」

10分しかないのにフルストーリーを詳細に話そうとしていたのだ.これではBusyになるのは当たり前だ.しかし,「すべてを伝えるのが学会では一番望ましい」と私がずっと考えていたのも事実である.どんな質問が来るかわからないし,実験設定がわからなかったら発表の意味もない.とにかく情報を詰め込んで,「全部伝わる」スライドを作ろうとしていた.これが間違いだ.「宣伝」するつもりで作らないとそんな短い時間では何も伝わらない.このことを聞いて発表に対する考えが変わった気がする.

「全部伝える」→「ひとつ覚えて帰ってもらう」

強調すべき点はどこかひたすら考え,それを伝えるためにスライドからいらないものを省いた.これが相手に伝わるかどうかは4日後に韓国でわかるのだが,印象に残るプレゼンで有って欲しい.


2.文字は誰でも読める.

これもネイティブの先生に言われたことに関連する.スライドに多くの話す内容を書いている場合が多いが,それらを平気でしゃべる.オーディエンスとしては聞けばわかるし,読んでもわかるのだ.両方ある必要はないのだ.だから,スライドには読まない内容を書く.当然多く書かないほうがいい.強調したい場合や難しい内容であれば書く必要はある.ただ,

「読むためのスライド」ではダメ

ということだ.スライドに載せる図表は相手のイメージに残る.文字よりも絵がインパクトはある.そこに,じゃまをするようにダラダラ箇条書きに文字を羅列していてはもったいない.そんなスライドはやめて,インパクトを与えるためのスライド作りを心がけるようになった.そのためには,

「マイクロソフトのテンプレートは使わず,まっさらなスライドから作り始める」

ことが有用であろう.ビル・ゲイツは頭もよく,出来る人であるが,かつてプレゼンが下手だった.それは皮肉にも「テンプレート」のせいだったと思われる.彼はその後,素晴らしいプレゼンターへと変わった.だが,そこには「テンプレート」はなく,大きくシンプルな図表がひとつあり,その前に立って話している.

箇条書きやダサいタイトルはやめて,図表ひとつで勝負できるようになりたい.


3.情熱を.

少し上でも触れたが,情熱がない発表ほどつまらないものはない.プレゼンターはスライドと会話するように発表し,オーディエンスの半分は寝る.終わったあとで「良い発表だったね」と賞賛する.全く無意味である.そうならないためには,相手に興味を持って発表する必要がある.相手が何を知りたくてこの場にいるのか?自分は相手にどうなって欲しいのか?そういったことをまず考えよう.それがわかれば,相手に伝えたい事もスッキリまとまってくる.そうなれば,相手に伝えるために

「情熱」をもって発表しなければという衝動にかられる

のではないだろうか.そうなれば,声に抑揚が出てきて,相手の表情にも気を配るようになり,さらには自分自身が楽しくなってくると思う.

また,学会などで度々元気のない発表を「平気で」する学生がいる.本人達が平気でしているかはわからないが,絶対に損している.特に,学生である自分が言うのも変であるが,学生のように若くてその分野に入ったばかりの人は人一倍元気に発表すべきだ.おとなしい発表より,少しぐらいハプニングが起きた発表ぐらいのほうが印象に残る.名前と自分の研究を売りたいなら,もっと熱くなって発表すべきだ.私もまだ未熟ではあるが,自分が熱の入っていない発表をしてしまった日は相当落ち込む.変わりたいという意識は常に持ってひとつひとつの機会を過ごしている.少なくとも,私は情熱のあるプレゼンターになるつもりだ.


4.練習練習練習

シンプルで情熱のあるプレゼンを本番でするにはどうしたら良いか?良いスライドができた.情熱もあるつもりだ.じゃぁ,本番は大丈夫だろう.そんなことはあるわけない.練習を最低10回はすべきだ.それも,

パソコンに向かってしゃべるのではなく,プロジェクターを使い,レーザーポインターを持って,立ち上がってするべき

だ.これはネイティブの先生に注意されたことで意識するようになった.私が「レーザーポインターないけど,ボールペンでいいよ」と冗談半分で言うと,彼は「絶対ダメだ.あの部屋で借りれるから借りてきなさい」というのだ.初めは細かいなーと思ったが,その通りだ.本番を想定していない練習は意味が殆ど無い.その後,彼の前で練習したのだが,人が目の前にいるだけですべて忘れる.レーザーポインターはやたら使うので見苦しい.挙句の果てには時間を3分も超過.内容と言うよりはむしろ,練習の仕方に問題があった.基本的に原稿を見て,パソコンに向かって練習していた.本番になると景色が変わった.そのせいで,原稿の読み間違えが多発.そのたびにパニック.これが本番だったらと思うとほんとうに恐ろしい.その後からは原稿はやめて,キーワードのみを見れるようにして,本番のような環境で10回以上練習している.

「本番を想定していない練習」は練習にはカウントしないほうがよさそうである.



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プレゼンについて本気で考えている日本人は少ないのだろうか?少なくとも良いプレゼンをしている人が多くはいない.一度,みんなで話し合う機会を設けてみるのがいいだろう.ゼミでも開こう.自分の勉強のためにも.



多くのことを考えて作った今回のプレゼン.初めての国際学会ではあるが,楽しく発表できたらと願っている.この願いは「4日後に達成されるはずだ」と信じている.