2011年3月29日火曜日

卒業式・謝恩会を終えて,研究の日々へ。

3月24日,理学部を卒業した。
学部4年間を振り返ると,こうしておくべきだったと悔やまれることが多くある。

まずは,田島寮での生活。自分は明らかに「寮生らしく」なかった。
寮ではたくさんの行事があり,みんなそれに熱中し,楽しんでいた。僕も最初の頃はバカなことばかりして楽しかったが,途中から行事に熱くなれなくなった。それで沢山の人に不快な思いをさせたかもしれない。少なくとも邪魔はしていないが。そんな生活に心苦しさを覚えて1年半住んだ寮を去った。

もっと積極的に楽しむべきだった。

2つ目は,4年間お世話になったバンドサークル,Be-Rock。これも田島寮でのそれと同じような後悔が残る。
Be-Rockは基本的に皆が皆のためにそれぞれの仕事をしてライブをする。そんな中で,自分が選んだ仕事がうまくできず(難しかった),次第に仕事を避けるようになってしまった。こうなってしまってからサークルに顔を出すのが億劫になってきた。初めのころはバンドでギター弾くのが楽しくてたまらなかったし,部会で人に会うのがうれしかった。今でもそうだが,それより仕事を避けたい気持ちが大きくなってしまっていた。このことはほんとに後悔している。

もっと仕事を素直に受け入れ,最大限の努力をすべきだった。


2つとも「もっと素直になる」という目標に帰着すると考えている。これらの後悔が今後の自分を成長させたと思えるよう,もっと素直になろう。


他にも後悔はあるが,成功した面も当然ある。細かく考えれば多々あるが,一つ挙げるとすれば,研究生活だろう。
学部3年生までは勉強を必死にしていたが,それがどこで生きてくるかなどわからなかった。明らかに気象に役立ちそうなものは気合を入れて学んだが,ほかの授業についてはなんの役に立つか疑問に思いながら学んだ。

その答えは研究室にあった。今までそれとなく学んでいたことが,突然必要になったりする。その都度勉強しなおし,一つひとつ自分のものにする。そうして次のステップへ進む。これを繰り返していくうちに,今までと学ぶことに対する考え方が変わった。

受動的ではなく,能動的な勉強。何かをしたいからあるものを自分で学ぶ。これは昔から先生に言われていた気がするが,正しくわかったのは大学を終える今だ。研究して,その都度学び,さらに研究していく。これを楽しいと思わせてくれたのは,先輩であり,同級生であり,先生だ。みんなよき仲間であり,常にライバル。周囲の人の存在をありがたく感じながら,これからの大学院生活を毎日過ごしていこう。

周囲の人は皆仲間でありライバル。この意識が自分を成長させてくれる。

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