2011年3月21日月曜日

似ている研究

 自分がしている研究のキーワードを,いくつか論文検索してみた。

海洋の分野では最近盛んに研究されているのか?と思わせる論文がちらほら。
1.Lucas and Rousseau 2009
・海洋におけるnontraditional Coriolis項の影響を定量的に調査した。
・時間発展問題で解いて,時間平均した流線を見ることで影響を確認して,地形の影響を除く場合に10%ほどの影響,地形がある場合に数%の影響があった。
・準静力学モデルの使用を薦めている。

大気の分野でも意識している人はいるみたい。
2.Paul E. Roundy 20xx
・非弾性モデルに波型を与え,解析的に解いた。
・観測データの解析結果とモデルに適当な数値を与えた場合の結果とを比較した。
・解析解から,nontraditional Coriolis項により赤道波の位相が数%ずれることを示した。
・条件が非常に多く,さらに時間発展的には解けないという欠点がある。

前者のような分野の違う論文は参考にしていきたい。他にも,meso-scale現象における影響はこれまでに多く調べられているはずなので,そちらも参考にしたい。
後者については少し複雑な心境である。自分より先に示されては困るといった意味だが,現実を受け止めてしっかり読まなければならない。幸い,自分の研究とは性格は違うようだ。

今後も自分の研究をしっかり見つめて,深く論理的に突き詰め,さらには自身の研究に関する論文を執筆したい。そんな意欲がわいた一日だった。

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